May 23, 2022

Bloodborne / シルバーコレクション:鴉の狩人証・剣の狩人証について

 ご好評を博している『Bloodborne』シルバーコレクション、ただいま再生産分のご予約を受け付けております。

各種ご予約はこちらから


本日はシリーズ最初期アイテムである、「鴉の狩人証」と「剣の狩人証」について振り返ります。


■鴉の狩人証



入手にかかわるキャラクター、アイリーンが人気であること。入手することで、アイリーンと同じ装備を購入できるようになること。どこか謎めいた独特のデザインは、『Bloodborne』ならではの雰囲気があります。

入手時期に違いはあれど、印象に残りやすいアイテムではないでしょうか。

ちなみに僕は、アイリーンとヘンリックの死闘に恐れをなし、一旦逃亡。ゲーム開始からほどなくして入手しました。すまん、アイリーン......。


大きく翼を広げた鴉をモチーフとしたデザインは、全体的に歪んでガタついており、くすんだ色合いです。

新品なのに使用感のある状態。傷を意図的に盛り込み、使い込んで古びた印象を持たせるというのは、ふつうのアクセサリーでは行われないアプローチです。

原型を担当したのは、大畠雅人さん。


さすがの凄腕です。大畠さん自身が『Bloodborne』のファンであることも加わり、一発めから素晴らしい造形を仕上げてくださいました。

これは鴉の狩人証だけでなく、後述の剣の狩人証や、続くシリーズ全て同様でした。大畠さん、さすがです!

原型データ(1stテイク)

縁の部分への修正リクエスト

おもに下の部分の立体感や側面の面取りを見直し、全体的に平べったくならないよう、三角形の印象を加えていただきました。

フレーバーテキストに「仲間を狩る証は、代々1人だけに、ひっそりと受け継がれた」とあるくらいですから、いく人もの狩人の手に渡り、長く使い込まれているはず。カドを極力落とし、自然な摩耗感が出るように気をつけています。

かなり細かなこだわりですが、なんとなくでも感じていただければ幸いです......!


ゲーム内グラフィックで確認できるディテールを漏らさず、かつ各所のメリハリを整えていきます。

エッジが立つことで光を受けて輝く部分が生まれ、シルバーアクセサリーならではの美しさも表現できたのではないでしょうか。


ゲーム内グラフィックで確認できるものは、なるべくそのまま再現したい。革紐らしきものが確認できますので、そのまま革紐を採用しました。

合成皮革でなく本革を使用しているので、使い込むと味わいが増していきます。末永くお楽しみいただけると嬉しいです。


※ ※ ※


鴉の狩人証は、仕上げの工程として燻したシルバーを磨き、ディテールを立たせています。

燻して、磨く。シルバーアクセサリーの仕上げとしてはスタンダードな手法ながら、磨きの加減ひとつで雰囲気がまったく変わるため、とても重要な工程です。



この工程は、我々がひとつひとつ手作業でおこなっています。
どこに燻しを残し、どこをよく磨くべきなのか? ひとつひとつ判断し、考えながら仕上げなければいけません。
量産品という名のハンドメイドなのです。

独特の風合いを持つゲーム内グラフィックを再現するということが、量産には不向きな試みなのかもしれません。

ですが、ゲーム中の魅力的なアイテムを、やはりそのまま欲しいと憧れてしまうのです。そんな愚直なこだわりを感じ取っていただければ幸いです。

ご予約はこちらからどうぞ。

レギュラーモデル

https://mamegyorai.jp/net/main/item_detail/item_detail.aspx?item=568179

レディースモデル

https://mamegyorai.jp/net/main/item_detail/item_detail.aspx?item=568180


■剣の狩人証



聖職者の獣を倒すことで手に入るため、ほとんどの方が一番最初に手に入れるであろう、剣の狩人証。

繊細なヴィトリアン・ゴシック調の意匠は、鴉の狩人証とは対照的。「医療」や「教会」といった言葉がもつ、清廉なイメージが意匠に反映されているような印象を受けます。


原型は、こちらも大畠雅人さんが担当。鴉の狩人証と同じく、一発めから最終型に近いものに仕上げてくれています。すさまじいクオリティとスピードに、いつも驚かされます。



修正指示はほんのわずかでした。大畠さんの持つ、二次元を三次元に変換する能力、ものを見る解像度の高さをしみじみ感じます。



剣の狩人証は、中央に留められている青い石もポイントの1つでしょう。



ここにはアパタイトを使用しました。

色合いがピッタリであることから、スムーズに決定。このアイテム用に磨りだした特注品を使用しています。


余談ですが、アパタイトには「深い気づき」という意味があるそうです。同時に、アパタイトの名の由来は「惑わす」「ごまかす」というギリシャ語に由来しているとのこと。


医療教会の実態を考えると、なんだか思うところがありませんか。色合いで決めているため、まったくの偶然ではあるのですが。



ゲーム内グラフィックの剣の狩人証はペンダントトップだけの状態ですが、鴉の狩人証と共通の革紐を通していますので、すぐに身に着けていただける仕様になっています。


ボリューム感がありつつも、着け心地もよく、違和感なく着用していただけると思います。

アクセサリーを着ける習慣がない方でも、お気に入りの狩人証を機にデビューしてみてはいかがでしょうか。

飾るもよし、身に着けるもよし、プレイ時の気合も変わってくる気がします。


ご予約はこちらからどうぞ!

レギュラーモデル

https://mamegyorai.jp/net/main/item_detail/item_detail.aspx?item=568181

レディースモデル

https://mamegyorai.jp/net/main/item_detail/item_detail.aspx?item=568182


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改めて振り返ると、この2つはかなりスムーズに、すんなり完成に漕ぎ着けていたようです。以前ご紹介した星の瞳の狩人証が、いかに難産であったか感じていただけるのではないでしょうか。


形状の再現は大畠さんが凄いので問題ありませんが、独特の色と質感の再現に苦労することが多いため、原型が完成してから難航することが多いのでした……!




ご予約受付中の狩人証各種は、それぞれ入荷時期が異なります。多少なりともお買い求めやすいスケジュールになっているのではないか、と思います。


次回以降の生産は予定がございませんが、ご予約いただければ確実にご用意ができますので、この機会をどうぞお見逃しなく。

各種ご予約はこちらからどうぞ。

https://mamegyorai.jp/net/main/maker_item_list/maker_item_list.aspx?maker=1054&series=5041




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